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【所さん!事件ですよ『発見!まさかの100円物件』】(その2)
2023-01-18
カテゴリ:不動産全般
おはようございます。株式会社サンホ―ムの清原です。
今回は【所さん!事件ですよ『発見!まさかの100円物件』】(その2)について
仮にこのような背景のある物件を購入すると、次のようなリスクが発生する可能性があります。
1、仮に土地の相場が200万円相当だとしても、建物解体に200万円、さらに後片付け等の廃材費用や手続費用に100万円掛かる物件ですと、実際の取得費用は『100円」ではなく100万円になってしまう。
2、そのままでは使えそうにないのでリフォーム工事をしなければ利用することが出来ない。さらに放置状態が長期の場合、ゆがみや傾き、耐震不足等によりリフォーム費用が高額になる可能性があります。
3、取得時に不動産取得税や毎年の固定資産税が発生します。税額計算の基礎は「取得価額の100円」ではなく固定資産税評価額から算出された課税標準ですから、土地や建物の大きさや評価額により、思ってもみない税額が請求されることもあります。税金は待ったなしです。
4,極端に低額で売買された場合、税務署の判断により贈与とみなされ贈与税が請求される可能性だってゼロではありません。
安いから購入してみたはいいけれど活用出来ず、近い将来息子さんや娘さん等の相続人に迷惑が掛かり結果的に『タダほど高いものはない』といった状況に陥る可能性もあります。
100円物件は極端な例ですが、相場より極端に安い物件については、『なぜ安いのか』を見極めて慎重に納得してから購入することが重要です。