ブログ
個人間の不動産売買について(その1)
2022-09-30
カテゴリ:不動産投資,不動産全般
おはようございます。株式会社 サンホ―ムの清原です。
今回は【個人間の不動産売買について】です。
『知り合い同志なんだから、信用しても大丈夫』あるいは『あの人は昔からよく知っている。信頼できる人で、人を騙すような悪い方でないから、大丈夫』もしくは『私は不動産を何回も購入して、物件の良し悪しを理解しているから、今更不動産屋に相談しなくても大丈夫』と言って不動産業者に仲介を依頼しないで、個人間で売買される人。実際に、こういう方結構いらっしゃるんです。相手方、特にこの場合売主さんも、昔から知り合いの買主を騙そうとは思っていないケースだったりします。しかしながら、結果的に騙したと捉えられても仕方がない物件状況だった。原因は、売主の無知・知識の無さからくるもの。それに輪を掛けて、買主の『大丈夫』と言った根拠無き自信から生じます。 さらに買主が融資を利用しないで、現金購入の場合だったりします。融資を利用しないということは、本来あるべきチェック機関を2ヶ所飛ばしているということ。1つは不動産仲介業者、そしてもう一つは金融機関。
知り合いで『たかが高級車1台分400万円程度だから』という理由で、再建築不可の中古一戸建てを現金購入された方がいらっしゃいました。その方は非常にラッキーな方で、入居者にも恵まれ10年間一度も賃料の滞納なく、そして最終的に、その入居者にその物件を200万円で売却出来ましたが、実際このような例は稀だと思った方が良いです。
あるいは、なかには『不動産業者に支払う仲介手数料が勿体ないから』といった理由で個人間売買をしようとする方もいらっしゃいます。 私共も業務として仲介手数料で飯を食っているもんですから、勿論正当な報酬として頂戴しますが、それに見合った仕事をしているという自負で行っています。反対に、売主から個人間売買を持ち掛けられたけれども、『素人同志では、一向に話がまとまらないから、専門家に入ってもらった方が良い』と言って不動産業者に仲介を依頼される(買主の)方もいらっしゃいます。
考え方は、各々あるとは思いますが、仮に個人間売買を行おうとするのであれば、自己責任だということを肝に銘じて行うことが必要です。
