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【袋地の相場⁉】
2022-11-08
カテゴリ:不動産全般
おはようございます。株式会社サンホ―ムの清原です。
今回は【袋地の相場⁉】について
袋地とは、第三者所有の土地に囲まれていて、その囲まれている土地を通らないと公の道路に出ることが出来ない土地のことです。また、袋地には、現地で確認すると明らかに公の道路に接道していない土地だけでなく、一見すると道路に接道しているかのように思われる土地も含まれます。例えば、1、建築基準法上の道路でない農道に接している 2、接道道路の登記簿上地目が『公衆用道路』なのに名義が個人名である等、接道が建築基準法上の道路でない場合 3、敷地と道路(建築基準法上の道路)が2M以上接していない場合、いわゆる建物を建てることが出来ない再建築不可の『無道路地』も袋地となります。
このように、袋地については単独で建物を建てることは不可能ですから公道に接道している袋地の隣地と一緒でしか、その利用価値を見出ことは出来ません。また一方、費用面についても袋地だからと言って「公道に接道している袋地周辺の他の土地」の半分程度、あるいはそれ以下の固定資産税しか掛からない訳ではなく、加えて草刈り代等の維持管理費用も同様に発生します。※「公道に接道している袋地周辺の他の土地」が路線価道路に接道している場合は別ですが、袋地の固定資産税は「公道に接道している袋地周辺の他の土地」と同程度だと思われます。
よって早く処分しないと必然的に毎年経費が発生しますから、隣地所有者に『お願い』をして買ってもらうしか方法がありません。
従って、袋地の相場に関しては、ネット検索すると「相場の半値程度」と記載されていますが、実際のところは『隣地所有者の言い値』が相場ということになります。
