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境界標の持つ意味‼
2022-11-14
カテゴリ:不動産全般,その他
おはようございます。株式会社 サンホ―ムの清原です。
今回は【境界標の持つ意味‼】について
土地等の不動産を売買する際、必ず境界標の確認をします。それは隣接地との境に打設されており、購入予定地の範囲を示したものです。
面積については謄本や測量図で・隣接地を含めた他の土地と購入予定地との関係については公図や集成図などで確認できますが、購入予定地の範囲については必ず現地にて確認しなければなりません。例えどんなにデジタル化社会になったとしても、不動産取引はアナログが基本です。よって、購入しようとする土地の大きさが、謄本で明示されている数値で分かったとしても、実際に目視での確認が必要となります。隣地との境界が【凡そこの辺りです】では説明がつきません。
普通、売買契約書の約款に【売主は、引き渡しの時までに、買主に隣地との境界を現地にて明示する】という条項が挿入されています。ですから境界標が風水害等の自然災害により紛失した場合、復元をする義務は基本売主にあります。しかしながら境界の重要性の認識不足により、理解して頂けない売主もタマにいらっしゃいます。売主負担が本筋だと私は思いますが、境界標の設置費用を売主と買主との折半にするか、あるいは買主に負担を「お願いするか」等調整します。
いずれにしても、購入予定者にとって境界の確認は最も重要です。