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【不動産査定の色々な使い方】について(その1)
2023-09-14
カテゴリ:不動産全般
おはようございます 株式会社 サンホ―ムの清原です。
今回は【不動産査定の色々な使い方】(その1)について。
不動産査定の目的は売却を念頭に依頼される場合が殆ど。
つまり『仮にこの不動産を今売却すると、一体どれくらいの価格で売却出来るのか?』さらには『売却価格から、いくらぐらい経費が発生して、手元にどれだけの金額が残るか?(※手取金額がいくらか?)』といったことが知りたい。
ところで不動産の価値を正確に評価する資格として『不動産鑑定士』という資格があります。法律に基づく『不動産鑑定評価書』が作成出来るのは不動産鑑定士だけ。不動産鑑定評価書の作成は不動産鑑定士の独占業務。国土交通省のサイト『不動産鑑定士の仕事』の紹介ページの中で、【『不動産鑑定』をするのは、こんな時】と題して次の4事例を挙げています。
1、不動産を売買する時。
不動産を売る側・買う側の双方が納得できる価格を決定するための材料として、不動産鑑定評価が用いられることがあります。
2、不動産を貸し借りする時。
賃貸借契約で発生する家賃・地代等を判定する際の根拠として不動産鑑定評価が役立ちます。
3、不動産を相続・贈与する時。
遺産や贈与財産の中に不動産が含まれる場合、分配や納税のために適正な価値を知る必要があります。
4、不動産を担保にする時。
所有する土地や建物を担保にお金を借りる際、不動産鑑定評価は借りられる(金融機関が貸し出せる)金額を左右する要素になります。
ケース4番のように金融機関が要求する場合やケース3番の相続税や贈与税の申告の際の税額算出の根拠として、あるいは訴訟の際の添付書類として効力があります。なぜなら【不動産鑑定評価書】は法的な正式な文書だから。しかしながら、鑑定評価書の費用は1不動産につき約20万円~30万円が相場と高額。(※不動産毎の固定資産税評価額により費用が決定)一般人にとってはとてもハードルが高い。チョット依頼してみようとは、中々思いません。
※本日はここまで
