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[公簿と実測の違いは?】
2024-11-16
カテゴリ:不動産(住宅)購入
おはようございます。株式会社 サンホ―ムの清原です。
今回は【公簿と実測の違いは?】
倉吉市の地籍調査事業の進展により、2例ほど実測での売買取引が続きましたので久しぶりにこのテーマを取り上げてみました。
公簿というのは登記事項証明書(一般的には謄本という)で明示されている面積のことです。売買契約書には謄本を必ず添付しますから、契約書記載面積と謄本記載面積が同じ値であることを容易に認識することが出来ます。謄本に記載されている面積は、公の数字ですから『公簿』/【一般的には『公簿は実際の正確な数字』を表していますから、この数字は変わることは無い】というのが誰しもが思うところ。
しかし稀にこの公簿と実際の面積(実測)が違う場合があります。それは、市役所等の行政サービスの一環として『地籍調査』が行われた場合/地籍調査というのは市役所等の呼びかけにより隣接地周辺の土地所有者が一堂に集まり境界を確認する作業。この作業により境界が明示されます。
ところが勘違いしてはいけないのは、【直ちに地籍調査の結果が謄本に反映され、公簿面積が変更される】訳ではないという事。ですから移行前は同じ土地に【公簿と実測】の両方の面積の値が存在します。
要するに地籍調査済物件の売買取引には 【その辺りに経緯】を理解した上で、臨むことが重要です。