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【中古住宅の建物部分の評価額(査定金額)は?】
2024-12-06
カテゴリ:不動産(住宅)購入
おはようございます。株式会社 サンホ―ムの清原です。
今回は【中古住宅の建物部分の評価額(査定金額)は?】
中古住宅の売却提示金額について、売却依頼者から『幾らぐらいで売り出したら良いですか?』と意見を求められることはよくあります。基本『土地は幾ら、建物は幾ら』と算出し合計金額で提示しますが、忘れてはいけないのは『住宅金額=土地建物一体の金額』という事/本来、木造住宅の築年数が既に税務上の法定耐用年数22年を経過している場合は、税務上、建物の査定はゼロ。しかし実態は『建物が現に存在し、多少の修繕は必要だが十分住むことが出来る』ケース。この場合は、土地建物一体の金額にのみ注視し、類似する弊社の過去の取引実例や同業他社の同様な物件の売り出し価格を調べ、それを本物件と照らし合わせ判断し【オオヨソの提示金額】を出します。
ですから提示するのは土地建物一体の金額。
しかしこの方法を採用した場合、問題となるケースがあります。それは【築浅物件、例えば経過年数が4.5年しか経っていない】・【最近、大規模修繕やリフォーム工事をしたばかり】・【通常では考えられない大豪邸で売主本人が『いい材料を使い、建物だけで4千万あるいは5千万掛かった】と言われている】等々
そして、前述の方法により土地建物一体の金額として金額を提示すると、自分の予想金額とあまりにも隔たりがあるものですから『土地と建物の内訳は幾らなの?この辺の土地相場は幾らなの?それでは査定が間違っているのでは?】と/ご納得いかない素振りを見せられます。
ところで築年数の違いによりある程度の変動はありますが、鳥取県中部圏域の中古住宅の相場は『1千万を境にして高いあるいは低い』と査定するのが、地元の多くの不動産業者が承知しているところです。仮に築4.5年程度の築浅物件であろうとも2千万円台に達するのは、少なくとも土地相場が坪10万円を超える物件ぐらい。
これが現実です。
ですから結局のところ、建物のみの評価額(査定額)は参考にしか過ぎず、あくまでも中古住宅は土地建物一体での評価(査定)。
どうしても、このあたりの解釈が一般に方には理解しにくい様です。