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【土地の評価額(査定金額)は?】
2024-12-13
カテゴリ:不動産(住宅)購入,不動産(住宅)売却
おはようございます。株式会社 サンホ―ムの清原です。
今回は【土地の評価額(査定金額)は?】
土地のみの売却依頼をお受けする際に、売主から『幾らぐらいで売り出しをしたら良いですか』と意見を求められす。今はインターネットで情報が溢れていますから、大抵の方は事前に下調べをされて『ある程度売却依頼金額』を決めていらっしゃる場合もありますが、それでも参考として意見を求められることは『よくあります』
私たち不動産業者は常日頃から同業他社の売り出し価格をチェックし、相場観を意識していますから土地のみでしたら容易に提示金額を導き出す事は可能です。依頼者の希望金額とほぼほぼ合致していれば問題はありませんが、現実は乖離しているケースが殆ど。しかし売主さんの『手取の希望金額』についてのご意向もありますから必ずしも弊社の意見を押し付けるような事はしませんが、相場より高い金額での売却希望の場合は『売却までチョット時間がかかりますが』といった一言を付け加えさせて頂く事もあります。
ところで乖離する主な原因として考えられるのが、依頼者が完成品を基準にしている点。
完成品というのは、物件内に
1、上下水道及び雨水の為の側溝完備
2、建築確認法上の道路接道12M前後の整形地※長方形
3、広さが周辺住宅地並み※鳥取県中部圏域でしたら60坪程度
4、隣接地との境界が明瞭※ブロックあるいは擁壁完備 等々
一言でいえば、不動産業者が商品として売り出している『分譲地』をイメージしてもらうと理解しやすい。
ですから、売却依頼者が持ち込んでこられる物件は、殆ど『分譲地』でないことが多い。例えば『上下水道が無かったり、不整形地だったり』と
更に、公示価格や都道府県地価調査価格あるいは固定資産税評価額を引き合いに出して、延々と根拠を説明する方も中にはいらっしゃいます。
しかし、公示価格等についても『完成品』を前提としている価格ですから、対象不動産が『完成品でない限り』参考にはなりますが、査定根拠にはなりえません。
どうしてもこのあたりの解釈が一般の方には理解しにくい様です。