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【土地の相場】(その1)
2022-07-22
カテゴリ:不動産全般
おはようございます。株式会社サンホ―ムの清原です。
自分が現在所有している土地の価格については、今すぐ売却しなくても誰しも気になるところではあります。 売却するつもりもないのに、専門家に尋ねるのはチョット気が引けるなあという方のために今回は7/6掲載のブログ【路線価の役割⁉】に続きで【土地の相場】について。
一般的に土地の価格については、目的・用途に応じて次の4種類を挙げることが出来ます。
1、固定資産税評価額/ 毎年支払う固定資産税を算出するための課税標準の基礎となる価額。各市町村が3年毎に1月1日時点の評価額を決定します。各市町村から毎年5月か6月頃に課税明細書が郵送で送らてくるので、所有者はその価額を把握することが出来ます。
2、相続税評価額 /相続税・贈与税の税額を算出するための課税基準となる価額。国税庁が毎年1月1日時点の街路ごとの評価額(路線価)を公表します。税理士あるいは場合によっては不動産鑑定士が、その路線価に基づく専門的な計算式により、その価額を算出します。よって、報酬を支払いさえすれば、所有者はその価額を把握することが出来ます。
3、地価公示価格/ 毎年1月1日時点の標準地点の土地価格。毎年4月頃に公表されます。公示価格の標準地点であれば、誰でも把握することが出来ます。
4、実勢価格/ 実際に取引される売買価格。売買する当事者にしかわからない価格です。
一般的には、相続税評価額は地価公示価格の約80%・固定資産税評価額は地価公示価格の約70%・実勢価格は地価公示価格と同程度もしくは約110%と言われています。しかしながら、形状や設備状況等千差万別で世の中にはまったく同じ土地は存在しないので、一概にその計算式に当てはめて土地の価格を決定することはできません。目安程度に捉えておくことが重要となります。
※本日はここまで
